◆ どうして虫歯ができるの?
歯を磨いても、なぜ虫歯になってしまうのでしょう。
人によっては、まったく磨いていないのに「虫歯は一本もない」という人もいます。
はじめの原因は、ミュータンス菌という、虫歯菌が、生後10ヶ月~31ヶ月くらいの間に、保護者(主に母親)から感染するのが原因と言われています。その後は、お口の常在菌として誰にも存在しています。保護者の口の中に、大量のミュータンス菌がいると、より感染しやすいと言われています。その後、砂糖をたくさん摂った場合、更にミュータンス菌は、より大量に歯面に定着していきます。
いったん口の中に大量のミュータンス菌が感染すると、歯磨きをしたくらいでは、菌量を減らす事は出来ません。ミュータンス菌の表面には螺旋状の突起物があり、それが歯の表面にねじ込むようにして、歯に張り付いてしまう為です。
ミュータンス菌などの細菌が集合体を作り、歯の表面に形成された膜を、バイオフィルムといいます。歯垢はバイオフィルムです。歯垢はブラッシングで取り除く事が出来ます。
【虫歯になる4条件】
◆ 虫歯になる4条件を取り除く
虫歯の原因は分かっていますから、この4条件を解消することが、そのまま予防につながります。
歯垢は毎日の正しいブラッシングで取り除き、セルフケアではとれない部分は歯科医院で取り除きましょう。
あとは、毎日の生活の中で、これら4つのリスクを減らす努力をしていけば、虫歯の引き金が絶たれ、良い結果に結びつくでしょう。
虫歯ができる原因を知り、予防を心がけることが大切です。
日々の少しの努力でいつまでも健康な歯を守ることができます。